【実録】早朝の母からの着信――「私、起きれないの。」そのとき私は…

介護

こんにちは。60歳おひとり女子、夢葉いつよです。

今朝6時27分、私の携帯が鳴りました。相手は実家の母。ここ数日、体調を崩していた母からの早朝の電話…嫌な予感しかしませんでした。

「私、起きれないの。」

か細い声でそう言う母に、私は「すぐ行く」とだけ伝えて電話を切りました。

実家は歩いて行ける距離。でも、私はまずコンビニに立ち寄ることに。目的は、母の脱水症状を疑い、経口補水液を買うことでした。

数日前から下痢が続いていた母。昨日は自宅で倒れていたのです。脱水による倦怠感の可能性もある。ならば、まずは水分補給を…そう考えたのです。

ところが、早朝のコンビニには経口補水液は置いておらず、代わりにスポーツドリンクを買って実家へ急ぎました。

母はベッドで動けず、「トイレに行きたい、のどが渇いた」と言います。起こすことはできても、トイレまでの移動は無理だろうと判断し、玄関にあった外出用の車いすを家の中に持ち込みました。

普段なら拒否しそうな母ですが、今日はすんなり車いすに座ってくれました。

まずはポカリを飲ませると、「美味しい」とぐいぐい飲み干し、トイレへ。トイレ後もリビングでお茶とポカリを飲んで、少しずつ声に力が戻ってきたように見えました。

一安心して、私はアパートに戻り、弟に母の状態をLINEで報告。経口補水液を持って行くよう伝えました。弟は予定を前倒しして、朝9時には実家に到着。

私は朝のルーティンをこなし、午後3時に再び実家へ。母を説得し、明日は病院に行こうという話に。今日は日曜日で通常の外来はやっていないため、翌日に持ち越す判断をしました。

しかし母は「もう大丈夫」と病院へ行くのを渋ります。これだけの体調不良があっても通院を拒む母には、正直困ってしまいますが、本人の意志を尊重することにしました。

夜には再び弟が実家へ行き、そのまま泊まることに。母の弱った様子に、弟もショックを受けているようです。

今はとにかく、母の回復が最優先。私たち兄妹も、自分たちの生活を再開するには、母の元気が戻ってくれないことには始まりません。


最後に

誰にでも起こり得る「家族からの助けの電話」。そのときにどう動くか、何ができるか——日頃から少しでも想定しておくと、いざという時に慌てず対応できるかもしれません。

そして、支える側の私たちも無理は禁物。心と身体のバランスを保ちつつ、できる範囲でやることが、きっと長く見守る力になるのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました