こんにちは。60歳おひとり女子、夢葉いつよです。
今年のゴールデンウィークは、カレンダー通りに4連休をいただきました。これまでずっと老人ホームでのシフト勤務だった私にとって、世間と同じタイミングで連休を過ごすのは、本当に久しぶりのこと。ちょっと不思議で、新鮮な体験でした。
連休だけど、心はおだやかじゃない
とはいえ、連休に入る直前、実家の母が肺炎になってしまいました。以来、私も弟も、頭の中はずっと母のことでいっぱいです。
特に弟の献身ぶりには驚かされます。母の看病のためにリモート勤務を増やし、ノートパソコンに加えて、なんと大きなディスプレイまで実家に持ち込んでいました。まるで「実家の一室をミニオフィスに改造したのか?」という勢いです。
最近は“オフィス回帰”の波もあって、さすがに彼も毎日リモートワークとはいかないようですが、それでも出来る限りのことをしてくれているのが、ありがたいなと思います。
厚揚げの煮物とシュークリームの昼ごはん
ゴールデンウィーク最終日の今日は、母に昼食を差し入れました。メニューは、私が作った厚揚げの煮物とご飯、デザートにはシュークリーム。
最近の母は、食欲が落ちていてお粥ばかり食べていたのですが、私の手料理を見てニッコリ。「やわらかくて美味しいね」と完食してくれて、ちょっと安心しました。
ちなみに、この厚揚げの煮物。「料理がうまくなったねえ」と母に大絶賛されたのですが、実は味つけはクックドゥ。…もちろん、それは秘密です。というか、母が特に聞いてこないので、言っていないだけです(笑)
調味料は「○○の素」派です
最近は、人気料理研究家リュウジさんの動画を参考にしながら、「味の素」や「みりん」などもよく使うようになりましたが、やっぱり私は“○○の素”世代。
「高くつく」とか「添加物が心配」とか、いろんな声もありますが、それでも私は**○○の素、肯定派**です。
だって、外食や中食に比べたら安いし、自分で作る分、栄養や味の調整もできる。それに、何よりも“自炊のハードルがぐっと下がる”んです。これ、大事。
介護の現実と、私の立ち位置
母が気持ちよさそうに食事する様子を見ながら、ふと将来のことを考えました。
今はこうして手作りの煮物を食べてくれていますが、いずれは**刻み食やペースト食、いわゆる“介護食”**が必要になるかもしれません。そうなったとき、家族だけで手作りを続けるのは、正直なところ限界があると思っています。
宅配やレトルトの力も借りて、**「無理せず」「継続できる方法」**を考えることが、私たち家族にとっての現実的な選択肢なのだと思います。
そして私は、母のためにできることはしていきたいけれど、**「自分を犠牲にしない介護」**を目指したい。そう強く思っています。
私らしく、母らしく、過ごしていくために
介護は、急に始まることもあれば、じわじわと深まっていくこともあります。
だからこそ、今のうちから少しずつ備えておきたい。**母の生活と、私の生活を、どちらも大切にできるような「ちょうどいい距離感」**を、これから見つけていこうと思います。
連休明けの明日からは、また仕事が始まります。
私も母も、それぞれのペースで、暮らしを整えていけますように。
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