洗濯物の量を半分にして、暮らしを軽やかに 〜シンプルライフのすすめ〜

シンプルライフ

こんにちは。60歳おひとり女子、夢葉いつよです。

本日も、私の暮らしのバイブルとも言える『シンプルに暮らす100の方法』(イレイン・セントジェームズ著)から、心に残ったアドバイスをひとつご紹介します。

今回は【第一部:家庭で】というテーマから、「洗濯物の量を半分にする」というお話です。
洗濯にまつわる日々の小さなストレスを見直す、ちょっとしたヒントをお届けします。
どうぞ最後まで、ゆっくりお付き合いください♪


■ 洗濯にかかる「見えない手間」

「洗濯」と聞くと、全自動の洗濯機や乾燥機がある現代は、昔に比べてずいぶん楽になった印象がありますよね。

ところが、著者はこんなことを言っています。

興味深いことに、全自動の洗濯機や乾燥機の登場で、洗濯から乾燥までにかかる時間はずいぶんと短縮されたにも関わらず、全体の洗濯時間は祖母と同じ、あるいは場合によってはより長くなっているのです。それはなぜかというと、現代のほうが洗濯するものの量が多いからです。
―「シンプルに暮らす100の方法」より

言われてみると、確かにそうなんです。
洗濯機に入れてボタンを押すだけなら簡単でも、実際にはその前後の「干す・取り込む・畳む・しまう」という手間がかかります。そして、それは洗濯物の“量”に比例して増えていきます。

私自身、この言葉にハッとさせられました。


■ タオル、そんなに必要?

昔の私は、お風呂に入るたびに、なんとタオルを4枚も使っていました。

  • 髪を拭く用
  • 身体を拭く用
  • 浴室の壁や棚を拭く用
  • 足ふきマット代わり

いずれもフェイスタオルだったので、バスタオルに比べればコンパクトですが、それにしても多すぎましたね。

それが今では、2枚で済んでいます。

ひとつ目のタオルで髪と身体を拭き、ふたつ目のタオルで浴室の棚や浴槽を拭きあげた後、それを足ふきマット代わりに使っています。

特別な工夫をしたわけではありません。ただ、「これって本当に別々に必要?」と一度立ち止まって考えたことがきっかけでした。


■ ウェアの数も見直しを

もうひとつ見直したのが、宅ヨガ用のウェアと室内着です。

以前の私は、ヨガや軽い筋トレのために専用のウェアを着て、運動が終わったらまた着替える…というふうに過ごしていました。

でも、ある日ふと思ったのです。「そんなに汗かかないなら、わざわざ着替えなくてもいいんじゃない?」

それ以来、動きやすい室内着を選び、軽い運動はそのまま済ませるようになりました。もちろん、しっかり汗をかいたときは着替えますが、以前よりは着替えの頻度も減りました。

ウェアの数が減ることで、洗濯物も自然と減ります。そして、しまう手間も減って、収納にもゆとりができます。


■ 洗濯物の山は、見た目以上にストレス

洗濯物がたまって山になっているのを見ると、それだけで気分が重くなること、ありませんか?

私はあります。

「いつ洗おう」「干すの面倒だな」「またたたまなきゃ」と、頭のどこかに“やらなきゃ”がずっと残るのです。

洗濯物が多いと、洗濯機の運転時間だけでなく、干す時間・取り込む時間・畳む時間もすべてが積み重なって、地味にストレスになります。

最近では、ドラム式の乾燥機つき洗濯機を使っている方も多いと思いますが、それでもやはり洗濯物が多ければ、電気代も時間もかかることに変わりありません。


■ 洗濯物を減らす工夫、あれこれ

洗濯物の量を減らすために、私が実践している工夫を、改めてまとめてみます。

  • タオルの用途を見直して枚数を減らす
  • 室内着と運動着を兼用する
  • シワになりにくく、汚れがつきにくい服を選ぶ
  • 着回ししやすい色・デザインの服を増やす
  • 洗濯不要の工夫(部分洗いや風通し)も検討する

たったこれだけの工夫ですが、洗濯物は目に見えて減りました。


■ 洗濯物が減ると、暮らしが変わる

洗濯物が少ないと、収納スペースにゆとりが生まれます。クローゼットの中がスカスカになることで、出し入れもスムーズになります。

そして何より、洗濯にかかる時間が短くなることで、気持ちに余裕が生まれます。

その分、自分の「好きなこと」に時間を使えるようになります。

読書でも、音楽でも、散歩でも、何でもいい。
ほんの少し洗濯の負担が減るだけで、毎日の充実度が変わってくるのです。


■ おわりに

「洗濯物の量を半分にする」というのは、極端な節約術ではありません。
むしろ、“暮らしの質”を高めるための小さな選択です。

無理をせず、自分なりに心地よい方法を見つけていくことが、シンプルライフの一歩になると私は思います。

よかったら、今日の洗濯の前に「これって本当に洗う必要ある?」と自分に問いかけてみてください。

それだけで、何かが変わるかもしれません。

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