こんにちは。60歳おひとり女子、夢葉いつよです。
今回も私の愛読書、イレイン・セントジェームズ著『シンプルに暮らす100の方法』をテーマに、日々の暮らしに取り入れていることをお話しします。
今日ご紹介するのは、【第二部:ライフスタイルについて】の中から、「18.小さな家に引っ越す」というアドバイスです。
「大きな家を持つために、時間、エネルギー、金を犠牲にするのは無意味であることに、多くの人が気づきつつあります。」
—『シンプルに暮らす100の方法』より
この言葉、私はしみじみと共感しています。
広さよりも、自分にフィットする空間
人が快適に暮らすために必要な広さは、本当に人それぞれです。家族と暮らすなら部屋数も必要でしょうし、私のような一人暮らしなら、コンパクトで機能的な部屋で充分だと思っています。
私が初めて一人暮らしをしたのは、沖縄に赴任していたとき。社宅として用意されたのは、約50平米のファミリータイプのアパートでした。窓からは海が見えて、とても素敵な環境でしたが、私ひとりには少し広すぎたのが本音です。
そのうちに、その広さに合わせてモノも増えていきました。家具や雑貨、思い出の品まで…気づけば暮らしは“余白”のないものになっていたのです。
自分に合うサイズの部屋とは
東京に戻ってからは、築60年の賃貸マンションへ。これまた40平米と広めの部屋を選びました。沖縄での感覚が残っていて、「これくらいの広さがないと」と思い込んでいたのですね。沖縄から持ち帰った“ガラクタ”たちも、そのまま一緒に新居へ引っ越しました。
でも現在の住まいは、約30平米の1K。クローゼットが広めで、ヨガもできるだけのスペースもあります。ここに越してきてから、だいぶモノを減らしたこともあり、以前よりもすっきり暮らせています。
不思議なもので、モノが減ると、「もっと狭くてもいいかな?」と思えてくるんですね。次に引っ越すときは、20平米台の部屋も選択肢に入るかもしれません。
ガラクタを減らすと、見えるもの
今ではYouTubeで「狭小住宅」や「6畳ワンルームのルームツアー」などを見るのが楽しみです。小さなスペースで、丁寧に暮らしている人を見ると、なぜだか胸がキュンとします。
ミニマリストを目指す必要はないと思います。でも、自分の“ちょうどいい”を見つけることは、心地よい暮らしの第一歩になる気がします。
そして何より大事なのは、「今の自分に合った暮らし方を見つけること」。
それは広さや立地だけでなく、持ち物、時間、お金、心のゆとりにもつながっているのだと、私は感じています。
おわりに
「小さな家に引っ越す」というアドバイスは、単に“家のサイズを小さくする”という意味ではなく、“暮らしのサイズを見直す”という提案です。
ガラクタを減らして、身の丈に合った空間で暮らしてみる。そんな意識を持つだけで、暮らしも心もずいぶん軽くなります。
あなたも、今の暮らしにちょっとだけ「余白」をつくってみませんか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメント